魅力的な業界にしていくための、「塗伝心」という経営理念
会社を変えるために、私が最初に行ったことは、経営理念をはっきりと掲げて、経営方針を立てることでした。するとどうでしょう、はっきりとそれ以後、ここ五、六年、経営が改善され業績もアップしてきたのです。
そうして業績改善していくと、お客さんからの推薦状である「太鼓判」(ホームページに公開しています)がたくさんもらえるようになってきました。この太鼓判は、私たちの会社を挙げてとりくんでいる「見える化」のひとつの成果でもあるのですが、日々行っているや考えていること、そしてお客様からいただいたお薦めの言葉やお叱りなどを、会社内外にすべてさらけ出して「会社の透明性」に努めているのです。そのなかで、「お客さまからの声」をいただきホームページに掲載して公開しているものです。
塗装というのは、塗料の良し悪しはもちろんありますが、それを塗る職人の技術が命なんです。その報酬としてお客様は工事費を支払ってくれるわけです。そこはやはり人間同士の信頼関係をつくることが大切だし、お客様と我々塗装業者がウィンウィンの関係でなければならないと思うのです。それが私が会社の理念として掲げた「塗伝心」(塗って伝える心、塗って伝わる心)ということなのです。それは、若者たちが、この仕事の中で自分の人生のビジョンをしっかりと持てる、魅力ある企業にするということでもあります。
そうしなければ塗装職人を目指す若い人が入ってきてくれませんし、いい職人も育っていかないのですから。「キツイ」「きたない」「危険」のいわゆる「3K」職場といわれるこの業界を、将来的に一生の仕事として誇りを持ってやっていけるものにしていかなければならない。そのためには、職人さんの次にランクアップしたポストなり職制や塗装マイスターなどの資格をつくっていかなければいけないと思い、そのために動いています。
それが、次にご紹介する当社の経営理念にすべて入っています。喜びの種を蒔いて、価値ある日本の未来をつくっていく、そんな想いでいま私は会社を運営しています。
(1)人として幸せに輝き喜びの種を蒔き
日本の価値ある未来をつくります
(2)私たちウイングビルドは、
地域に根付く職人仕事と日本の心を守り、
美しい住まいづくりで夢の担い手の担い手となり
笑顔を伝えていきます
(3)塗伝心ブランドで人々の暮らしを彩っていきます
(1)塗伝心で若者たちがビジョンを持てる魅力あふれる企業になります
社員はウイングビルド経営指針に共鳴した人材のみとします
(2)コミュニケーションをもち絆を深めビジョンを達成できる企業となります
(3)塗伝心で地域に必要な企業となります
(4)塗装専門店としての誇りと知恵と経験で
お客様に心から信頼される企業となります
(5)取引先と強いパートナーシップを結び
塗装プロフェッショナルとして共にお客様満足を実現する企業となります
(6)全社員フィールドにおり「参加型」「繁盛店思考」企業となります
(7)日本塗装職人の会のビジョンと共に育みスーパーリフォーム店となります
(8)人々に愛されるリーディングカンパニーとなり
塗装業界を日本で一番魅力的な業界にデザインします
(9)施工力、受注力、地域社会と想いを融合し
事業利益を社員還元・社内留保・社会還元していきます
第1条:愛:大切な家族と同じ様にお客様を愛します
第2条:信頼関係:信頼関係を大切にします
第3条:情熱:情熱は誰にも負けません
第4条:健全経営:健全経営を心掛けます
第5条:日本の心:日本の心を忘れません
お客様への思いやり、仕上げへの責任、約束を守る。
匠の技を磨く、できないは言わない。
2通りある。
①身の周りの整理整頓、②頭の中の整理整頓。
お客様に慶ばれるし、自身も良い人生が送れる。